Japanese
Title左室壁内圧と冠循環
Subtitle第1回循環制御研究会記録 総説講演
Authors岡崎亀義
Authors(kana)
Organization徳島大学医学部麻酔科
Journal循環制御
Volume1
Number1
Page24-32
Year/Month1980/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstractはじめに 心臓周期の収縮期における心筋内圧はJohnson and Di Palmaによって, はじめて直接的に定量測定がなされた. 以後, この心筋内圧についての定量的測定は数多く報告されてきた. しかしその測定値はばらばらで, 一定の値が得られていない. したがって心筋内圧について統一した結論が出されていないのが現状である. 本論文は二つの主題から構成されている. すなわち一つは過量のisoproterenol投与時の心筋内圧と腎循環, あるいは心筋内圧と心臓ポンプ機能の関係について著者らの研究についての報告である. 他の一つは多くの報告者によってなされてきた心筋内圧の測定方法とその測定結果について概略を述べるとともに, 心筋内圧と冠循環の関係についても言及する. I. 著者らの行った実験1) 実験方法は, 左開胸麻酔犬を使用した. この実験操作の特異的な点は心尖部よりMillar microtip pressure transducer(以後“pressure transducer”という)を左心室前自由壁のEndocardiumとEndomyocardiumの間隙に挿入して, その圧を測定したことである(この圧を心内膜下圧と呼ぶ).
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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