Japanese | |
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Title | 肺循環研究の最近の話題 |
Subtitle | 総説 |
Authors | 後藤康之 |
Authors(kana) | |
Organization | 北海道大学医学部麻酔学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 1 |
Number | 1 |
Page | 81-91 |
Year/Month | 1980/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 肺循環系は肺と心臓を連ねる位置にあり, 両者を統合的かつ機能的に働かせる上で主要な役割を果たしている. しかしその解剖学的位置の問題もあり, ことに肺血流量の測定が困難であることや, 種々の要因による影響を受けやすいことなどより, 肺循環系の研究を手がるに行うには躊躇せねばならぬ面もある. とりわけ臨床的研究には, いろいろの制的がみられる. 肺循環の研究は現在のところ, 肺循環を調節あるいは制御する要因に関する研究と, 疾患時あるいは異常状態下における肺循環動態に関するものとがおもなものと思われる. 肺循環とくに肺血流を調節する機構としては, 能動的なものと受動的なものがある. 能動的な因子の代表的なものは低酸素による影響と, 血管作動性物質によるものである. また受動的なものは物理的要因, とくに気道内圧の影響があげられる. 次に肺循環に関与する疾患は数多く, 現在話題となっているものも少なくないが, ここでは麻酔科領域に関係した急性呼吸不全と, 肺徴小塞栓症についてとりあげた. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |