Japanese
Title麻酔と血管拡張薬の臨床
Subtitle総説
Authors塩飽善友
Authors(kana)
Organization岡山大学集中治療部
Journal循環制御
Volume1
Number1
Page169-177
Year/Month1980/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
AbstractI. はじめに 現在広く用いられている麻酔薬は, 笑気(N2O)を除き, ほとんどが末梢血管拡張作用をもっている. また, 麻酔や術後鎮痛の目的で用いられる麻薬も同様に血管拡張作用をもっている. したがって, 適当な麻酔が行われていれば, 通常の麻酔中に血管拡張薬を必要とすることは少ない. しかし, 本態性高血圧, うっ血性心不全を合併する患者, 褐色細胞腫, 解離性大動脈瘤, 脳動脈瘤の患者および高血圧性脳症, 重症妊娠中毒症などを合併する患者では高血圧, 心負荷の増大を避けるために積極的に血管拡張薬を使用して麻酔中と術後の循環管理を行う必要がある1). 適当な血管拡張薬を使用することにより, 血圧を下降させ, 心仕事量を減少させうる. しかも血管拡張により臓器循環が維持されることは, 麻酔管理上望ましいことであり, 症例によっては血管拡張薬は不可欠のものである. 血管拡張薬の作用はつねに心機能と密接な相関関係にあり, 血管拡張による組織灌流の改善, 血圧下降による心仕事量の減少をはかる新しい循環管理法が最近注目をあびているが, 血管拡張薬の使用には特別の注意が払われなければならない.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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