Japanese | |
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Title | 術中心ポンプ機能のモニタリング |
Subtitle | 総説 |
Authors | 上松治孝, 山本道雄 |
Authors(kana) | |
Organization | 岐阜大学医学部麻酔学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 1 |
Number | 1 |
Page | 207-216 |
Year/Month | 1980/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | I. はじめに 心臓のポンプ機能とは, 肺で酸素化された血液を各臓器に送り出すことである. 心臓のポンプ機能は種々の因子によって影響を受ける. 多くの麻酔剤が心筋の収縮力を低下させるとともに, 体血管抵抗も変化させる. さらに, 種々の手術操作の影響が加わると循環動態はさらに複雑に変化する. このため, 手術中, 心ポンプ機能をモニターすることは重要なことである. ここでは, はじめに心臓のポンプ機能を調節する因子について述べ, つぎにそのためのモニターリングの方法について概略を説明する. II. 心拍出量に影響を与える因子 心拍出量は, 1分間に心臓が各臓器に送り出す血液量を表わす. その正常値は, 心拍出量を体表面積で割った値, 心係数で表現すると, 年令により変化をみるが, 健常者では2.5l/min/m2〜4.4l/min/m2程度を示す. 図1は年令による心係数の変化を示した1). |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |