Japanese | |
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Title | 手術中の不整脈 |
Subtitle | 総説 |
Authors | 檀健二郎 |
Authors(kana) | |
Organization | 福岡大学医学部麻酔科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 1 |
Number | 1 |
Page | 233-244 |
Year/Month | 1980/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | はじめに 術中循環系監視の手段として心電図が, ほぼ唯一の手段として活躍していた頃の術中不整脈に対する考え方と, 手術患者の外部環境である手術室の著しい改善と相まって内部環境とみるべき呼吸, 循環, 内分泌, 体液などについての情報が容易に入手でき, 立ちどころに改善されるようになった現代では当然大きな相違が生じてくる. 従来, 麻酔中の不整脈は発生率が非常に高く, 麻酔剤, 手術操作などが交感神経刺激状態を形成し, さらに呼吸系ではPco2の上昇は体内カテコールアミンの分泌を促し, これらがおもな原因となって不整脈が発生するとするKatz14)の総説によって, ほぼその概念と治療法の確立をみた感があった. その後, 不整脈の発生の原因, 機構などが心筋梗塞を収容したCCUでの臨床的研究が進むにつれて, 著しく解明されつつあり27,33), 薬物療法も適切な新しい薬剤34,35)が開発され適応にも一段と進歩した感が強い31,32). |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |