| Japanese | |
|---|---|
| Title | 巻頭言 |
| Subtitle | |
| Authors | 安孫子保 |
| Authors(kana) | |
| Organization | 旭川医科大学薬理学教室 |
| Journal | 循環制御 |
| Volume | 2 |
| Number | 1 |
| Page | 1-2 |
| Year/Month | 1981/ |
| Article | 報告 |
| Publisher | 日本循環制御研究会 |
| Abstract | ボイジャー1号が土星に接近し, 土星とその衛星を我々に写し出してくれたのはつい先日のことである. 宇宙科学の領域では技術の進歩がとくにめざましく感じられるが, 医学や生物学の領域でも技術が急速に進歩しつつあるように思う. 循環系の分野でも進歩がある. まずコンピュターを使ったX-線コンピュータートモグラフィー(XCT)の発達がある. 人体の横断面の様子がかなりはっきりとわかってきたのはXCTのおかげである. 人体に与えられた放射性物質から発性する放射線を利用して横断面における放射性物質の分布を知る方法(ECT)も開発された. さらに陽電子(ポジトロン)によるCTは, 薬の体内における分布や, 局所における標識物質の濃度変化を観察できることから, 生体における生化学的研究に役立つことがわかってきた. 種々の薬剤やグルコース, 脂肪酸などを標識して体に注入すれば, ポジトロンCT像を得ることができる. |
| Practice | 基礎医学・関連科学 |
| Keywords | |