Japanese | |
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Title | 血管拡張薬の薬理 |
Subtitle | 誌上シンポジウム 血管拡張療法-POB後を考える |
Authors | 岡源郎*, 水口和生** |
Authors(kana) | |
Organization | *徳島大学医学部薬理学教室, **徳島大学医学部附属病院薬剤部 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 2 |
Number | 1 |
Page | 9-14 |
Year/Month | 1981/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 血管拡張薬のなかには, 広い意味で, 冠血管や腎血管, 脳血管など特定の領域の血管を拡張させる薬物も含まれるが, ここでは, 主として全身の末梢血管を拡張させる薬物について述べる. 冠血管拡張薬と呼ばれている薬物にも, 末梢血管を拡張させる作用をもったものが多い. 血管拡張薬を投与すると, 末梢血管は拡張し, 血圧は下降し, 心負荷は軽減される. また同時に血管の拡張によって, 臓器循環も改善される. 血管拡張薬には, 主として動脈系の抵抗血管を拡張させるもの, 静脈系の容量血管を拡張させるもの, また両方の作用をもったもの, などがあり, これらを目的に応じて選択すれば, 血管拡張薬は単なる降圧薬としてだけでなく, 強心配糖体などで治療が困難な心不全にも応用される. またショックの治療のさいにも, 十分な輸血とともに用いることができる. さて, どのような作用をもった薬物であれば, 血管拡張薬になりうるだろうか. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |