Japanese
Title犬の冠循環における臨界閉鎖現象と心停止後の臨界再開通現象について
Subtitle抄録
Authors中條信義
Authors(kana)
Organization徳島大学歯学部附属病院麻酔室
Journal循環制御
Volume2
Number1
Page152-152
Year/Month1981/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract臨界閉鎖現象とは灌流圧が陽圧でも血流が停止する現象をいう. この現象はBurtonによって物理学的に説明されている. 血管の力学的平衡にLaplace法則を適応した彼は, 血管壁自身の能動的張力active tensionに血管閉鎖の原因を求めた. 一方Downeyらはこの現象を「血管の滝」説で解釈した. すなわち臨界閉鎖現象は灌流圧が血管外圧より低下したときに生じ, このとき血管抵抗の変化がないまま血流末端で突然血管の閉鎖が生じると彼らは考えた. この説によると冠血流は灌流圧はもちろん, 心筋収縮力による血管外圧, 血管運動性などの力によっても影響を受けていることになる. この説は, Burtonが臨界閉鎖現象にactive tensionを重視したのに対し受動的張力passive tensionを重視している点で対照的である. 本研究の目的は冠循環において臨界閉鎖現象を確かめること, 臨界閉鎖圧critical cosing pressure(CCP)と虚血後の血流再開に要する圧critical opening pressure(COP)を実測すること, 血管拡張剤や一過性の虚血がCCP, COPに与える影響を検討することである.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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