Japanese
Title心電図自動診断の現況
Subtitle総説
Authors坂東重信, 森博愛, 水沼良幸, 横井良明
Authors(kana)
Organization徳島大学医学部第2内科学教室
Journal循環制御
Volume2
Number1
Page163-170
Year/Month1981/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstractはじめに 心電図検査法は循環器疾患の診断のみならず, 各種病態においても不可欠な検査法である. しかし, その判読は専門医にとっても必ずしも容易でなく, 判読にさいしてinterindividual differenceやintraindividual differenceなどの問題もある. 心電図判読におけるこれらの問題点を解決し, 心電図診断の正確性, 統一性および再現性を向上させる一方法として, 電子計算機を用いる心電図自動診断法が開発された. 当初は, 心電図自動診断法は, 臨床医学領域における自動診断のひとつのモデルとして注目されたが, 診断の信頼性や採算性などの点において, きわめて不満足な状態であったため, 本法に対する批判的意見も聞かれた. しかし, 近年, エレクトロニクスの進歩と各研究グループの努力により, システムの改善による信頼性の向上が行われ, 心電図自動診断法は再び大きく脚光を浴びるに至った.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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