Japanese
Title中心静脈カテーテリゼーションとその合併症
Subtitle講座
Authors村上典之, 上松治孝
Authors(kana)
Organization岐阜大学医学部麻酔学教室
Journal循環制御
Volume2
Number1
Page191-196
Year/Month1981/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstractはじめに 中心静脈カテーテリゼーションは, 現在, 単に中心静脈圧の測定のみならず, その応用範囲はますます広がってきている. すなわち中心静脈圧測定による心機能, 循環血液量の総合的判定をはじめ, 混合静脈血の採取, ショック時の輸液, 輸血のルートとして, また高カロリー輸液ルートとしても用いられている. 緊急のペースメーカー挿入のルートとしても用いられている. またカテーテルから色素を注入することにより色素希釈法を用いて心拍出量を測定することもできる. その他特殊なケースとして, 脳外科領域で問題となる空気栓塞に対する吸引ルートに利用したり, 交換輸血, 血液透析にも利用できる. このように中心静脈カテーテリゼーションはその目的使用は多岐にわたり, とくに救急時や重症患者の管理に大切であるが, その手技, 管理に十分習熟しなければ以下述べるような種々の合併症が発生する. 代表的なセットを図で示した.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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