Japanese | |
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Title | 食品薬品安全センター秦野研究所 |
Subtitle | 施設紹介 |
Authors | 橋本虎六, 小野宏 |
Authors(kana) | |
Organization | 食品薬品安全センター秦野研究所 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 2 |
Number | 1 |
Page | 197-199 |
Year/Month | 1981/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 財団法人食品薬品安全センターは, 食品, 医薬品等生活関連化学物質の安全の確保を目的として1970年に設立された. 設立当時は, 重大な薬物副作用の事例が相次いで発生し, 食品や食品添加物の安全性についても, それを求める世論の盛り上がりが最高潮に達した時期であった. 臨床で用いられる医薬品の薬理作用は全身各部位についてどのように現われるかはあらかじめ完全に知られていなければならない, というのは現在でこそ常識的な考え方であるが, 少し以前までは, 前臨床試験の実施は, その薬物の「主作用」についての研究に集中して行われ, その他の作用を調べる一般薬理試験や毒性試験は, 少なくとも一部では, お座なりでなされていたことは否定できない. そのためか, たとえば, 向精神薬による心血管系副作用が, 実用段階に入ってから多発したなどの事例があった. 著者らは薬理学および内科学を専門とする者であったが, 多種多様な薬物副作用の事例に接し, その発生を予防できなかったひとつの要因は, 前臨床試験の不完全さにあるのではないかと考えた. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |