Japanese
Titleフェニトイン
Subtitle薬剤紹介
Authors泉堯, 石橋隆治, 安孫子保
Authors(kana)
Organization旭川医科大学薬理学教室
Journal循環制御
Volume2
Number1
Page205-206
Year/Month1981/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstractフェニトインは1938年に抗てんかん薬として登場1)して以来, 今日でも重要な抗てんかん薬として用いられているが, 抗不整脈作用ももっていることが知られている. フェニトインの不整脈治療への応用は1950年のHarris and Kokernot2)の実験報告に始まる. 彼らは頭部外傷によって起こるてんかんの発生メカニズムと心筋硬塞によって起こる不整脈発生メカニズムとのあいだに類似性を感じ, てんかん発作に有効なフェニトインは心筋硬塞によって起こる不整脈にも有効であるに違いないと考えて実験を行った. この考えの正しいことは実験によって確かめられた. すなわちイヌの左冠動脈前下行枝を結紮することによってひき起こされる期外収縮の発生頻度は, フェニトイン投与によって減少した2). 臨床的にもフェニトインの抗不整脈作用は確認された. とくに薬物による不整脈, なかでもジギタリスの過量投与による期外収縮に有効であることがわかったが, 心筋硬塞にともなう不整脈に対する有効性については意見が一致していない3)のは皮肉な話である.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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