Japanese | |
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Title | 質疑応答 |
Subtitle | 質疑応答 |
Authors | 小川龍 |
Authors(kana) | |
Organization | 群馬大麻酔科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 2 |
Number | 1 |
Page | 207-208 |
Year/Month | 1981/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 【問】最近ショック時の患者の状態を把握するうえに“shock score”が参考になると聞きますが, 群馬大麻酔科の小川龍先生にご解答をお願いします. (神奈川 K生) 【答】「ショック」とは組織環流の急激な低下に起因する細胞機能障害がもたらした諸症状を総括した呼称であり, ショック症候群と呼ばれるべき性質の病態です, ショックは出血, 感染, 抗原抗体反応, 心機能不全などの種々の原因によって招来されますが, 病態生理が異なるとともに臨床症状も一様ではありません. そのため, あらゆる種類のショックにあてはまる明解な診断基準はありません. 況やショック患者の状態を定量的に評価するのはきわめて困難です. しかしながら, ショック患者の管理にあたる医師は治療効果の有無等を判定するため, 患者の状態を評価することは不可欠であります. 患者の示す主症状(徴候)である血圧低下, 尿量の減少, 心拍出量の低下などを拠りどころとして状態を評価するが一般的です. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |