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Title | 対照値としての心筋内血流分布 |
Subtitle | 誌上シンポジウム 動物実験における対照状態に関する諸問題 |
Authors | 岡崎亀義 |
Authors(kana) | |
Organization | 徳島大学医学部麻酔科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 2 |
Number | 2 |
Page | 222-227 |
Year/Month | 1981/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | はじめに 1970年代になって, 種々の生理学的測定器, たとえば血流計プローブなどを生体内に埋め込んだ動物を用いて, 種々の負荷を加え, 循環動態の変化を観察する研究が多く発表されるようになった. これらの慢性実験による成績を急性実験のそれと比較する場合, 必ずしも定性的, 定量的に一致しないといわれている. 従来, ある種の実験においては, 全身麻酔と外科的侵襲を加えた急性実験の成績から, 覚醒, 安静状態, あるいは無侵襲の動物による成績を推察することを余儀なくされた. Vatner, S.F.ら1)は, つぎに述べる仮定のもとに, 急性実験からデータをえているとしている. その仮定は, 1)全身麻酔と実験準備のための外科的侵襲は, 心血管の循環動態に大きな影響を及ぼさない. 2)さらに重要な事柄として, 心血管に加えた負荷とか, 薬剤に対する反応態度を, 大きく変化させない. そこで著者は全身麻酔, 開胸犬で, 対照状態下と, 心筋に対する陽性変力作用薬を投与したときの心筋層別血流分布を, radioactive microsphereを用いて測定した. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |