Japanese
Title経過報告
Subtitle第2回循環制御研究会記録
Authors高折益彦
Authors(kana)
Organization川崎医科大学麻酔科
Journal循環制御
Volume2
Number2
Page265-266
Year/Month1981/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract第2回循環制御研究会は, 五月晴れのもと, 昭和56年5月13日島根県松江市県民会館において開催された. 午前9時の開場とともに, 160名の入場者があり, 受付に予想以上の手間取りを生じたため, 開会の辞が, 9時10分に述べられ, ただちに自由演題の発表に移った. まず, 帝京大学多治見氏が, プロスタグランディン拮抗薬を, 処置しておくことによりドーパミンの心, 血管系, なかんずく血管系への収縮作用が, 増強されることを発表された. これに対して, 拮抗薬により, プロスタグラディンの血管拡張作用が, 抑制されるためにドーパンデミンの血管収縮作用が, 増強されるのではないか, と発言があった. 徳島大学斉藤氏の, 麻酔中に発生した冠スパズムの報告に対して, 治療上の観点から, かなりの検討がなされたが, そのなかで, ノルエピネフリンは, かえって冠スパズムを誘発する可能性を有するものの, 低血圧時には, 冠拡張薬の併用とともに, 冠血流量増加に対して, 不可欠のものと思われ, 今後臨床において, 考慮すべきものと思われた.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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