Japanese | |
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Title | 急性心筋梗塞に伴うポンプ失調に対する亜硝酸剤の応用 |
Subtitle | 第2回循環制御研究会記録 |
Authors | 高野照夫, 田中啓治, 金沢正邦, 河住茂, 清野精彦, 堀川龍是 |
Authors(kana) | |
Organization | 日本医科大学集中治療室(CCU) |
Journal | 循環制御 |
Volume | 2 |
Number | 2 |
Page | 282-290 |
Year/Month | 1981/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 私に, 与えられましたテーマは, 『救命時のニトログリセリンの応用』です. 本シンポジウムでは, 日本医科大学CCUにおいて, 日常行われている急性心筋梗塞に伴う心不全に対する血管拡張薬の効果, ことにnitroglycerin(NTG), isosorbide dinitrate(ISDN)を中心に述べる. 話の内容は, (1)いろいろな投与法によるNTGの効果(2)各種血管拡張薬の比較, (3)低血圧を伴う心不全, 心原性ショックに対するISDNと, カテコラミンおよび大動脈内バルンパンピングの併用療法の3点である. (1)いろいろな投与法によるNTGの効果 急性心筋梗塞における心機能は, 梗塞の大きさと深い関係にあり, 左室心筋の40〜50%が壊死に陥ると, 心原性ショックが発生し, その死亡率は, 80%以上である. したがって, 急性心筋梗塞の治療の目標は, 心筋壊死範囲をより縮小し, 梗塞範囲の拡大を防止することにある. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |