Japanese
TitleA-C bypass麻酔中のnitroglycerinによる血圧制御
Subtitle第2回循環制御研究会記録
Authors白井希明
Authors(kana)
Organization東京女子医科大学 麻酔学教室
Journal循環制御
Volume2
Number2
Page295-301
Year/Month1981/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
AbstractNitroglycerine1,2)(以下CTN)の血圧調節効果は, trimethaphan3)(TRM)や, sodium nitroprusside4,5)(SNP)など, の降圧効果と比較するとき, その作用機序において特異性があるように思われる. 従来, GTNは, 冠不全患者6)の治療に使用されてきた. とくに, 狭心症に対する治療では, その速効性の高いのが, 注目される. その効果は, 主として冠動脈の拡張効果であるとされてきた. 最近は, 冠動脈拡張効果は, 二次的な効果である, とされるようになる傾向にある. 静注用のGTNの使用が可能になり, 他の降圧剤と同様に, その利用度も増大し, またその適応範囲が, 拡大する傾向にある. 虚血性心疾患の治療のみならず, 高血圧の治療にも, 応用されつつある. 麻酔科領域においては, 麻酔中の冠不全症, あるいは血圧上昇時の降圧剤としてであろう.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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