Japanese
Title異型狭心症の診断と治療についての基礎的な知識
Subtitle座談会 術中・術後の冠血管スパズム
Authors泰江弘文
Authors(kana)
Organization市立静岡病院循環器科
Journal循環制御
Volume2
Number2
Page353-355
Year/Month1981/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract異型狭心症の原因が, 冠動脈の攣縮であるということは, 現在, ほぼ確立されているといってよいと思います. また, 冠動脈の攣縮は, 異型狭心症のみでなく, 異型狭心症以外の安静狭心症, 一部の労作狭心症, さらには一部の急性心筋梗塞の発作の原因でもある可能性が, 非常に強くなってきておりますので, 現在, 冠動脈の攣縮というのは, 臨床心臓学上のひとつの大きなトピックスになっております. それでは, 冠動脈の攣縮は, どういうメカニズムで起こるのかということが, 非常に問題になってきますが, 異型狭心症の発作は, 冠動脈の攣縮によって起こることが分かっておりますので, まず, 異型狭心症の臨床を理解しておくことが, 冠動脈の攣縮の特徴を知るうえで, 非常に大切なことだと思います. 異型狭心症の特徴を挙げますと, 夜間から早朝にかけての安静時に発作が集中して出現し, 通常, 日中の労作によって, 発作は誘発されない.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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