Japanese | |
---|---|
Title | 麻酔に関連して起きた冠スパズムの経験 |
Subtitle | 座談会 術中・術後の冠血管スパズム |
Authors | 檀健二郎 |
Authors(kana) | |
Organization | 福岡大学医学部麻酔科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 2 |
Number | 2 |
Page | 359-360 |
Year/Month | 1981/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 循環制御の創刊号に発表しました後で, 典型的と思われるケースが起こりましたので, 報告します. 症例は58歳の男性です. 昭和55年10月24日, 食道癌の手術を目的として胸部硬膜外麻酔を実施し, あわせて気管内挿管をも実施いたしました. 血圧低下が認められましたが, 挿管をすれば血圧は上がるだろうとあまり手当はしていません. ここで挿管していますが, このときの中心静脈圧は, 9cmH2Oです. この辺で, 輸液を, もう少しやっておけばよかったのではないか, とあとで思われます. 血圧が低いのでdopamineを点滴で5μg/kg/min, 10μg/kg/minとやり, 上がらないので, さらにephedrineを追加しています. そのうちST elevationが起って, 遂にVFになってしまったのです. てっきり, 心筋梗塞を起こしたと思ったわけです. これは, 左の第5肋間が陰極で, 右肩が陽極です. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |