Japanese
TitleSaralasin
Subtitle薬剤紹介
Authors吉永馨
Authors(kana)
Organization東北大学医学部第二内科
Journal循環制御
Volume2
Number2
Page407-408
Year/Month1981/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
AbstractAngiotensinの構造が決定され, それが, 8個のアミノ酸よりなるpeptideであることが分かったのは, 1956年のことである(Skeggs, L.T.ら1)). 翌1957年には, Schwarzら2)によって, 早くも合成がなされている. こうして構造が分かってみると, つぎの段階は, アミノ酸の入れ替えなどによって分子構造に変化を加え, 薬理活性の変化を, 研究することである. こうして, angiotensinの類縁体(アナローグ, analogues)が, 幾百となく作られた. アナローグを作る目的は, さまざまであるが, 臨床的立場からいえば, 天然のangiotensinよりも作用の強力なもの, また, 逆に天然のangiotensinの作用に拮抗し, 昇圧効果をブロックするものなどが作れないか, ということである. 現在までのところ, 天然のangiotensinよりも強力なアナローグは, 開発されていないが, 拮抗作用をもったアナローグは, 有望なものが2種合成されている.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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