Japanese | |
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Title | 質疑応答 |
Subtitle | 質疑応答 |
Authors | 高野久輝 |
Authors(kana) | |
Organization | 国立循環器病センター研究所人工臓器部 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 2 |
Number | 2 |
Page | 409-410 |
Year/Month | 1981/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 【問】近年人工心臓が臨床に応用されていると聞きますが, その現況をお教え下さい. (長野 M生) 【答】臨床に応用されている人工心臓には, 補助人工心臓(PAH)と完全人工心臓(TAH)とがあります. PAHは不全に陥った左心または右心, さらには両心の心臓ポンプ機能の一部, ときには大部分を代行する血液ポンプで, 全身の循環維持とともに不全心の回復を目的としています. PAHには, 不全心が回復するまでの一時的使用PAHと, 回復しえない場合に使用する永久使用PAHがあります. 現在, 臨床に使用されているのは前者で, 一時的使用でありますから, 主として胸壁上に設置されています. 一方, TAHは全く回復の見込みがなくなった両心の機能を, 100%代行する血液ポンプで, 不要となった自然心を除去して, 同所性に装着します. なお, 自然心をそのまま温存して, TAHを胸壁に設置し, 両心の機能を100%代行させるバイパス型(機能的)TAHも, 研究されています. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |