Japanese
Title心臓置換術へのあゆみ
Subtitle巻頭言
Authors曲直部寿夫
Authors(kana)
Organization国立循環器病センター
Journal循環制御
Volume3
Number1
Page1-2
Year/Month1982/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract近代心臓外科が実地臨床に登場して以来, 早くも30数年が経過するが, その間, 心臓疾患の治療面においてはいうまでもなく, また心臓手術を通じて逆に診断面の新しい知識の開発に, あるいは病態生理面の未知の領域の解明に心臓外科の果たした役割はきわめて大きいことは周知のことである. 現在の心臓外科の適応は, 日常遭遇する心疾患のほとんどあらゆる種類に拡大され, まさにメスの及ばざるはなしといいたいところであるが, 複雑にして微妙, かつ神秘な心臓は, 疾病構造上, また機能上, 未だメスを寄せつけない領域を多多有し, われわれは残念ながら, その非力を喞つべきことも現実の世界である. このような状況の外科側の打開は, 正攻法的な手段, すなわち, 自然心を温存して解決する方法に努力を積み重ねることで行われるであろうが, 言葉は適切でないかもしれないが, 奇襲的手段ともいうべき心臓置換術によって行われんとしているのである.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】