Japanese | |
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Title | 7. Hemodilutional autologous blood transfusionへの応用 |
Subtitle | 特集/誌上シンポジウム PFC乳剤をめぐって III. PFC乳剤の臨床 |
Authors | 高折益彦 |
Authors(kana) | |
Organization | 川崎医科大学麻酔科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 3 |
Number | 1 |
Page | 83-86 |
Year/Month | 1982/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | Fluosol-DA20を手術時出血に対する血液希釈性自己血輸血(HAT)を施行するにあたり用いることの意義について考察した. 一般に行われるHATにともなう血液の希釈によって組織における酸素の供給, 需要のバランスが障害されることは実際問題としてきわめてまれであり, Perfluorochemicalの注入によって血液酸素含有量の増加, 組織における酸素需給バランスを正常に維持することに期待する場合はHb=4g/dl(Hct=12%)以下に血液希釈が行われたときといえよう. ただそのときは現在一応定められているFluosol-DA20の使用基準をはるかに超すために一考を要する. 1930年代よりつい最近まで手術中の出血は保存同種血輸血で補われるのがもっとも一般に行われる治療法として続けられていた. しかしこの輸血にともなう種々の合併症, とりわけ血清肝炎の蔓延は同種血輸血を回避する努力をわれわれに迫ってきた. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |