Japanese | |
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Title | 呼吸不全にともなう心機能障害の病態生理-呼吸運動および人工換気に関連して- |
Subtitle | 総説 |
Authors | 清水礼寿, 粕田晴之 |
Authors(kana) | |
Organization | 自治医科大学麻酔学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 3 |
Number | 1 |
Page | 147-156 |
Year/Month | 1982/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | はじめに 呼吸不全の治療の究極の目的は, 各臓器における組織の適切な酸素化であり, このことは呼吸器系と循環器系とが互いに調和しあって, それぞれの機能を果たすことによって達成されるものであることはいうまでもない. 近年すぐれたレスピレーターの普及と呼吸管理の技術向上に伴って, 呼吸不全患者への対処には著しい進歩がみられ, その結果, 呼吸不全そのものが直接の原因で死亡することは比較的少なくなった1,2). しかし反面, 人工換気それ自体が循環系に対して好ましくない作用をもたらすばかりでなく3〜7), 呼吸不全にともなって循環系の障害が生じることも認識されるようになってきた1,3,6,8,9). このようなことは組織の酸素化を図るうえできわめて不利な事態であり, 救命率をさらに向上させるためには, 人工換気や呼吸不全に関連した循環系の異常を究明して, その予防や治療を正しく行うことが重要となる. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |