Japanese
Title細胞レベルからみた不整脈
Subtitle総説
Authors渡部良夫
Authors(kana)
Organization名古屋保健衛生大学総合医科学研究所心臓血管部門
Journal循環制御
Volume3
Number1
Page165-174
Year/Month1982/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstractはじめに 心疾患のうちで不整脈が特別の地位を占める理由としては, (1)弁膜症や心筋梗塞等の器質的心疾患に随伴し, いわば二次的な電気現象異常として現われるものの他に, 少なくとも現在の臨床的手法では何らの病変も認められない症例で, 機能的あるいは一次的な電気的疾患として現われる不整脈があること, (2)心筋疾患等が収縮力の減退から直接心臓のポンプ機能を侵すのに対し, 不整脈は心周期の変化によって心室への血液充満や心室収縮回数に影響する形で, 間接的に循環を制御すること等が挙げられる. さらに, (3)左室肥大とか心筋梗塞といった心電図波形診断が, 心臓の電気現象の異常から間接的に器質的病変を推測しようとするものであり, 確定診断にはしばしば他の臨床データを必要とするのに対して, 心房細動や房室ブロック等の調律異常の診断は心電図のみで診断が確定できる点も, 不整脈のひとつの特色であろう. こうした議論でも知られるように, 不整脈は心臓の電気現象の異常であるので, 本稿では調律異常の発生に役割を演ずるとされている種々の電気生理学的現象を解説する.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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