Japanese
Title後負荷軽減操作による循環応答-高血圧症と陳旧性心筋梗塞症-
Subtitle原著
Authors岩坂壽二, 斧山英毅, 橋本英世, 山内知, 吉岡廣, 杉浦哲朗, 一番ヶ瀬順, 酒井章, 塩田登志也
Authors(kana)
Organization関西医科大学第2内科
Journal循環制御
Volume3
Number1
Page220-226
Year/Month1982/
Article原著
Publisher日本循環制御研究会
Abstract高血圧症, 心筋梗塞症に心房細動を伴った症例(n=20)にProstagrandin E1製剤であるOP 1206・α・CDを30μg経口投与し, それにより後負荷軽減操作を加え, 各病態での循環応答の差異を検討した. 循環動態はインピーダンス法により1回心拍出量, 収縮期時間相を求め, 先行心周期より心機能曲線を想定した. 高血圧症群は心拍出量曲線の上方への移動, 拡張期体血圧の低下とともにPEPが短縮し, ETは不変であった. 心筋梗塞症では後負荷軽減は前負荷軽減をも導いたためPEPは相殺的に不変, ETは延長した. 両者の合併例ではPEP短縮ET延長という結果をえた. すなわち後負荷軽減操作を加えることにより各病態での反応特異性を明らかにしえた.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】