Japanese | |
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Title | 【問】循環制御の自動調節の現状について, お教え願います. (大阪 K:生) |
Subtitle | 質疑応答 |
Authors | 田中義文 |
Authors(kana) | |
Organization | 京都府立医科大学麻酔学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 3 |
Number | 1 |
Page | 244-245 |
Year/Month | 1982/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 【答】循環系の制御を考える場合, 多くのパラメーターがありますが, その重要度, 測定精度ならびに調節の可能性などの側面から, まず血圧の自動調節が考えられます. 医師による操作の介入なしに血圧を自動的に調節するには, 生体の動脈血圧を検知し, その圧力を, あらかじめ設定しておいた比較圧力と判別し, 必要に応じて血圧降下薬または上昇薬をある制御関数のもとに投与する系が必要になります. また生体とこの外部装置を含め一巡するループをひとつのシステムとみなし, これを解析することが不可欠になります. われわれは, 血圧の自動調節の試み1)を本誌2巻1号p.67〜72, 1981に報告していますので, その詳細に関してはこれを参考にしていただき, 今回はこのシステムの現状と問題点を述べます. 具体的なシーケンスは, まず橈骨動脈圧を観血的に測定し, 血圧計の出力端子を差動増幅器の一端に接続し, もう一方の入力は基準電圧を加えます. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |