Abstract | 第6回ヨーロッパ麻酔学会は1982年9月8日から15日までの1週間, ロンドンにおいて開催された. 英国およびアイルランド麻酔学会の50周年と重なったこともあり, エリザベス女王がパトロンとなり, Dr. Wylie, WDが会長を務めた. 学会場には第4回世界麻酔学会と同じくテムズ河畔のRoyal Festival Hallがあてられた. 参加国は30, 参加者は約4,000人と発表された. 採用された演題はシンポジウム, ポスター, フィルムを含め999題にのぼっており, 8会場に分散され, 108セッションに区分されていた. 日本からの演題はシンポジウム3題を含め24題であり, 40人ほどの参加と思われる. 1. シンポジウム(1)静脈麻酔, (2)産科麻酔, (3)薬効力学, (4)麻酔薬の細胞への影響, (5)呼吸回路, (6)免疫, (7)急性疼痛, (8)神経・筋接合部, (9)局所麻酔薬, (10)小児麻酔, (11)ICUにおける感染, (12)麻酔毒性, (13)疼痛治療, (14)麻酔と心循環系, (15)麻酔の教育と訓練, (16)脳神経麻酔, (17)麻酔の質のコントロール, (18)集中治療における呼吸の問題, という18のテーマがもたれ, 165題の発表がなされた. |