Japanese
Title褐色細胞腫患者の循環制御
Subtitle総説
Authors天方義邦, 澄川耕二, 石坂信子, 吉田耕志郎
Authors(kana)
Organization滋賀医科大学麻酔科
Journal循環制御
Volume3
Number2
Page407-417
Year/Month1982/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstractはじめに 周知のように, 褐色細胞腫の麻酔管理にさいしては腫瘍に含まれているカテコールアミンが麻酔ならびに手術の操作によって過剰に分泌され, 高血圧, 期外収縮などを発生し, さらには摘除直後の著しい血圧低下を起こすなどのきわめて危険な循環器合併症が出現する. これらに対しては薬物コントロールをきわめて迅速に行って循環制御を実施しなければならないが, 必ずしも容易なことではない. さて, 1940年ごろまではこの術中の血圧上昇を完全に除くことは不可能であった. その後も, 1950年末期より1960年初期にかけてのわが国における褐色細胞腫の診断は大変未熟であり, しかもその手術は非常に危険であった. たとえば, 血管撮影によってショック死を起こしたり, 危険を犯して一側の副腎の摘出を行っても手術の効果がなかった例などがみられ, 時には高血圧として入院中に死亡する例がよくみられたのである1).
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】