Japanese
Title無麻酔無拘束犬におけるHemodynamicsの基礎的知見
Subtitle総説
Authors野中和子*, 今野完治**, 上野昭*
Authors(kana)
Organization*長崎大学医学部薬理学第一教室, **長崎大学医学部附属病院手術部
Journal循環制御
Volume3
Number2
Page429-439
Year/Month1982/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstractはじめに 動物に対する麻酔薬の応用, これが複雑な手技を要する本格的な実験医学の研究を可能としこれを発展させてきた. そして, いま研究者の常識の背景にある生理・薬理学的知識は, そのかなりの部分が, 麻酔動物を使用した実験結果から組み立てられintegrateされたものであることが多い. このように実験医学, とりわけ循環器の生理薬理学的研究の麻酔にたいする依存度は高い. これを裏からみると, 麻酔状態の生理・薬理は判っていても, 生理状態でのそれが不明であるといった, 一見不思議な事態に遭遇することがすくなくないことになる. イヌの血圧を例にとると, その正常値というのが, sod. pentobarbital麻酔時の血圧値であったり, chloralose-urethane, halothane麻酔時のそれであったりする. 本誌の性格から読者には麻酔の影響に精通しておられる方が圧例的に多いと思うので, 釈迦に説法のそしりはまぬがれない.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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