Japanese
Title指演定題4, 5について司会のまとめ
Subtitle第3回循環制御研究会記録 指定演題
Authors山本道雄
Authors(kana)
Organization岐阜大学医学部麻酔科
Journal循環制御
Volume3
Number2
Page498-499
Year/Month1982/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract演題4は, 肺循環動態解析の方法としての肺毛細血管脈波, 光電容量脈波, 気管内心機図の評値について, 慶大関口氏からご発表を頂いた. 1)気管内圧あるいは容量の変化を示す気管内心機図で, たちあがりを示す波形P波の高さの増減が, 肺血流量と深い関連があること. 2)笑気1回吸入後の笑気の体内への吸収による基線の変化で, とくに人では, 肺血流量の定量的測定が可能であること. 3)開胸して肺表面に装着した脈波計で, 肺血流に関するかなりの情報がえられること, などが骨子であった. 北里大の剣持氏から気管内心機図は, ICUや麻酔中の非観血的モニターとして有望な方法であるが, 時相の変化を観察するSTIと異なり, 波形には種々のartifactが入る可能性があると考えられるとの指摘があった. 演者も, 手術操作等は, 測定時にはやめて, 間欠的に測定しているとのご返事であった. 左右肺への血流分布, 一側肺でのapex, baseへの分布状態, 肺硬塞部位の診断等はこの方法ではできないが, 心機図におけるP波の変化は, セロトニン, ドロペリドール等によく反応し, 笑気吸入法では, 1回拍出量, peak flow等に就いて信頼性のある数値がえられるとのことであった.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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