Japanese
Title開心術の麻酔-最近の動向
Subtitle第3回循環制御研究会記録 帰朝講演
Authors劔物修
Authors(kana)
Organization北里大学医学部麻酔科
Journal循環制御
Volume3
Number2
Page500-503
Year/Month1982/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstractはじめに 米国では年間60万人が冠動脈疾患ないしこの合併症のために死亡している. 毎年130万人が新たな心筋梗塞で治療を受けている. 400万人以上が一度は心筋梗塞を経験しているというから, 米国の総人口を2億5千万人とすると人口の1.6%が心筋梗塞に罹患していることになる. 米国における開心術の80%近くが冠動脈外科手術であり, 年間10万件の手術が施行されている1). 1年余りを勤務したアイオワ大学病院においても年間の開心術850例のうち700例ほどが冠動脈外科手術であった. 心筋梗塞に対する外科手術が増加してきている最大の理由は手術成績がきわめて良いことである. 最近の報告では生存率97%とされている2). アイオワ大学病院での成績も97%である3). 手術や麻酔に関係した心筋梗塞発生の頻度は約6%とされ, この数字は1964〜1980年に発表されたいくつかの報告で一致している. 手術や麻酔を受ける前に冠動脈バイパス手術(coronary artery bypass graft:CABGと略す)を経験している患者では手術や麻酔に関連した再梗塞はなく4), CABGはある種の“survival test”と考えられており, この手術の有効性を示唆しているものといえる.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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