Japanese
Title肝循環-とくに門脈圧亢進について
Subtitle第3回循環制御研究会記録 シンポジウム:『臓器血流』最近の話題 肝血流
Authors芝山雄老
Authors(kana)
Organization大阪医科大学第一病理学教室
Journal循環制御
Volume3
Number2
Page529-531
Year/Month1982/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract肝臓の血管系におけるどのような器質的あるいは機能的変化が門脈圧を上昇させるのかという問題を演者らの実験的研究を中心にして解説する. 門脈圧は門脈血流量および肝血管抵抗のいずれかまたは両者が増大することによって上昇する. 門脈圧亢進を惹起する代表的疾患は肝硬変であるが, この場合には門脈血流量は正常かまたは減少している. したがって, 肝硬変の場合の門脈圧亢進は門脈血管抵抗の増大によって起こると考えられる. しかし, 肝内のどの部位の血管抵抗が増大しているのかは良く分かっていなかった. そこで, 演者はラットに種々の肝硬変や肝線維症を作り, 門脈循環の要所, 肝門部門脈, 終末門脈枝, 終末肝静脈枝および肝静脈開口部の下大静脈の血圧を測定し, 肝内の血圧勾配の変化からどの部位の血管抵抗が増大しているのかを調べた. 四塩化炭素肝硬変およびコリン欠乏性肝硬変では肝門部門脈および終末門脈枝の血圧は著明に上昇していたが, 終末肝静脈枝および肝静脈開口部下大静脈の血圧は正常と大差なかった.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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