Japanese
Title循環器疾患の予後について
Subtitle巻頭言
Authors吉利和*
Authors(kana)
Organization*浜松医科大学, *東京大学
Journal循環制御
Volume4
Number1
Page1-2
Year/Month1983/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract私はこの10年くらい, いろいろの疾患の予後を比較することに関心をもっている. もちろん, 治療を加えた結果, それがどのように変化したかが大きな問題である. こういう研究は, 決して少ないデータで短期に結果が出るというわけではない. また, たとえ出したとしても, 余り意味のないものも多いし, そもそも予後とは何かということを考えさせられる機会も多くなっている. そのいくつかについて, 思いつくままに述べてみたい. 1)本来は, 予後は, ある特定の患者についてもっとも知りたいものである. 急性心筋梗塞の発作を起こした患者を診察したならば, その患者の病状, 検査所見からみて, その患者がどういう経過をとり, 結局の転帰はどうであろうかということに大きな関心があるわけであって, 一般に急性心筋梗塞の予後はどうであるかということは, 疫学にとくに関心をもつ人以外ではそれほど重視されるとは思えない. ところが, 成書や論文を見ると, 一般の急性心筋梗塞の予後については書いてあっても, ある個人の患者の予後を判定する資料については, 具体的なことは書いてないし, また実さい書くことは困難である.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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