Japanese
Title3. 一般手術と麻酔中不整脈
Subtitle誌上シンポジウム 手術麻酔と不整脈
Authors檀健二郎*, 内藤博文*, 真鍋治彦*
Authors(kana)
Organization*福岡大学医学部麻酔学教室
Journal循環制御
Volume4
Number1
Page18-25
Year/Month1983/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract「はじめに」手術中に発生する不整脈については既に古くから数多くの報告がみられる. Dodd1)(1962)は手術569例中29.9%に不整脈が発生したとし, VanikとDavis2)(1968)は5,013例について平均17.9%に発現したとしている. これらはいずれもオシロスコープによるモニターであるがKunerら3)(1967)は磁気テープによる連続記録方式を採用した154例の調査では症例の61.7%に不整脈をみたとしている. このように手術中の不整脈の発生については頻度が高く麻酔医の注意を集めてきている. そしてこれらの発現因子として次に述べるような各項があげられている. 1)心疾患の既往患者2)ジギタリス投与患者3)麻酔薬4)気管内挿管5)麻酢中の呼吸管理では, 自発呼吸>調節呼吸6)長時間の手術(3時間以内の症例より長時間を要したものでは発生率が高くなる)などが, 多くの観察者によって指適され, 要約されているので, これらの各項について触れてみたい. 「1. 術前の心疾患と術中律動異常」麻酔前に存在する心疾患が, 麻酔中の不整脈の発現頻度に関係することは当然想像されるところである.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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