Japanese
Title4. 低体温と不整脈
Subtitle誌上シンポジウム 手術麻酔と不整脈
Authors涌沢玲児*
Authors(kana)
Organization*岩手医大医学部麻酔科
Journal循環制御
Volume4
Number1
Page26-32
Year/Month1983/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract1953年Lewis&Tauficらにより人類史上初の開心術の栄光に輝いた低体温麻酔(以下低体温)は, その欠点とくに体温低下に伴う心の被刺激性増加, 制御困難な重篤な不整脈, 心室細動発生により, 一時開心術の麻酔方法として顧みられなくなった. しかし低体温下開心術は人工心肺によるそれと比較し多くの利点を有することより合併症とくに不整脈, 心室細動防止のため先人達の多くの努力にかかわらず満足すべき成果がえられなかった. 著者らは1958年教室開講以来安定した低体温をうるべく膨大な基礎研究により麻酔管理法, とくに麻酔薬の選択, 麻酔補助薬の併用, 麻酔深度の調節により重篤な不整脈などの合併症もなく安定した経過で20℃前後まで冷却可能なことを証明し1959年来臨床に応用し, 今日まで約1,500例の各種開心術に適応しほぼ満足した成績をえている1, 2). これを楔機とし低体温が再認識され, とくに新生児, 乳幼児の開心術にわが国はもちろん欧米各国でも低体温が適応され優れた成績が報告されるようになった3, 4).
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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