Japanese
Title6. 手術・麻酔中の不整脈の治療
Subtitle誌上シンポジウム 手術麻酔と不整脈
Authors宮崎正夫*, 依田建吾*
Authors(kana)
Organization*京都府立医科大学麻酔学教室
Journal循環制御
Volume4
Number1
Page40-52
Year/Month1983/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract「はじめに」不整脈の発生の機序, 診断, 一般手術と心臓手術, 中枢疾患と低体温と他の6名の方に担当していただくと著者が書くべきものはなくなってしまうが, 7つの題目でとくに治療という字が入っているのは著者の分担のみであるから, 麻酔中の不整脈の治療という点に重点を置いて述べたい. 治療の最善たるものはやはり予防である. 「1. 麻酔薬と不整脈」麻酔薬は一般に洞結節に対し, 第4相のスロープ, 閾値電位の変動によって自動能に作用を及ぼす1〜3). 「1)不整脈を起こしやすい麻酔薬と筋弛緩薬」ハロセンは洞結節線維にnegative chronotropic actionを示し, 第4相のslow diastoric depolarizationの立上りの緩徐化, 域値電位の上昇, 最大拡張期電位やovershootと振幅の減少, 活動電位の時間延長が濃度とともに進行し, 遂に興奮性の喪失が起こり線維収縮停止に至る. 迷走神経性でなくアトロピンは無効である. 房室伝導は濃度に比例して減衰するが不応期の延長による.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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