Japanese |
Title | 手術麻酔と不整脈 |
Subtitle | 討論 |
Authors | 高折益彦*1, 檀健二郎*2, 沢山俊民*3, 宮崎正夫*4, 岩喬*5, 涌沢玲児*6, 山本道雄*7, 内田盛夫*8, 橋本敬太郎*9 |
Authors(kana) | |
Organization | *1川崎医科大学麻酔科, *2福岡大学医学部麻酔科, *3川崎医科大学循環器内科, *4京都府立医科大学麻酔科, *5金沢大学医学部第1外科, *6岩手医科大学麻酔科, *7岐阜大学医学部麻酔科, *8関西医科大学麻酔科, *9山梨医科大学薬理学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 4 |
Number | 1 |
Page | 67-93 |
Year/Month | 1983/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 「はじめに」高折益彦* 生物体内の中胚葉組織内に管腔組織(脈管)が発生し, それが腸管同様の蠕動運動を開始し, 内部の液体を移動せしめることが血液循環の原形となったといわれる. そしてさらにその効率を高めるために脈管系の一部に特殊な部分が生じ, とくに強力に, 一方方向に, そしてより規則正しく血液を移動せしめるようになったものが心臓であるといわれる. 現在われわれが持っている心臓はもっとも効率的な血液拍出を行いうる調律にて拍動して, いるし, また心臓各部はもっとも効率よく血液を拍出しうるように調節をとりながら収縮している. また大動脈への駆出に関しても拍出された血液がもっとも効率的に, かつ大量に末梢血管系に配送されるような加速性をもって駆出されている. この駆出に関しても心室筋収縮のリズムが関与している. 心房, 心室筋の収縮の調和についても心房, 心室それぞれの部位の収縮の調和についてもそれが乱れた場合, あるいは上記心臓各部の調和の乱れはないにしても著しく異常な頻度の収縮が発生すれば, 血液駆出器管としての心臓の機能は著しく低下することとなる. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords | |