Japanese | |
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Title | 血管内視鏡の現況 |
Subtitle | 総説 |
Authors | 中島伸之*, 安藤太三*, 藤田毅*, 曲直部寿夫* |
Authors(kana) | |
Organization | *国立循環器病センター血管外科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 4 |
Number | 1 |
Page | 104-110 |
Year/Month | 1983/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 「I. 発達の歴史」体内の病態を直接に, 自分の目でみて確かめたいというのは, きっと長い間, 臨床医の夢であったろうと想像される. しかし, それを可能にするためには, 妥当なる方法論の確立のみならず, 併せて, 十分な技術的進歩をも待たねばならない. 近年, 内視鏡技術の進歩, 発展は, まことにめざましいものがあり, ファイバースコープの応用により, 今まで到達できなかったような深部の微細管腔まで, その応用範囲を広げている. しかしこの一般的な推移に反して, 血管内視鏡のみは, その進歩・発展より独り取り残されているような感がないでもない. この原因は, 後述するようにいろいろ考えられようが, その大きな原因のひとつは, 血管内腔が, 血液という不透明な液体で常に満たされているからにほかならない. すなわち, 技術的に無血視野を得ることがむずかしいということである. 血管内視鏡の発達の歴史を振り返ってみると, 本邦における榊原が, そのパイオニアではなかろうか, 既に1956年に, 心臓血管鏡としての応用の可能性, その実際の臨床応用につき発表している1). |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |