Japanese
Title心筋梗塞と血清ミオグロビン
Subtitle
Authors三好和夫*, 川井尚臣**, 足立克仁**, 斉藤史郎**
Authors(kana)
Organization*沖中記念成人病研究所, **徳島大学医学部第1内科
Journal循環制御
Volume4
Number1
Page111-123
Year/Month1983/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract「はじめに」ミオグロビン(Mb)は筋組織中に存在する分子量17,500のヘム蛋白である. そのおもな機能は血色素(Hb)によって運搬されてきた酸素を筋組織で受け取り, これを筋組織内で運搬, 貯蔵し, 必要に応じてエネルギー産生系に供給することである. Mbは人では主として骨格筋(5mg/g wet weight), 心筋(3mg/g wet weight)に存在する. 健常人では血清中には30ng/mlレベルの微量のMbが存在し, 尿中Mbはさらに微量で4ng/ml以下である. しかし, 骨格筋や心筋に壊死や虚血が起こり, 筋細胞の崩壊や膜の透過性が亢進した時などにはMbは血中に増加し, ある量以上では尿中に排出される. 人体内Mbの代謝に関しては, 網内系や腎などで代謝分解されると考えられるが詳細はなお詳らかでない. 人の血中や尿中のng/mlレベルの微量Mbが測定できるようになったのはMbの微量測定法, とくにラジオイムノアッセイ(RIA)が開発されたためで, つい近年のことである1〜6). 著者らは長年にわたって人Mbの研究を行ってき, その途上でMbのRIA(2抗体法, 感度1ng/ml)の開発2〜4, 6, 7)を行い, これによる心筋疾患, 筋疾患などの血中, 尿中Mbの成績を発表してきた2〜4, 6〜14).
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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