Japanese | |
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Title | Captopril |
Subtitle | 薬剤紹介 |
Authors | 国府達郎, 橋本治久 |
Authors(kana) | |
Organization | 愛媛大学医学部第2内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 4 |
Number | 1 |
Page | 159-161 |
Year/Month | 1983/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 「はじめに」カプトプリルは臨床応用が可能となった最初のアソジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤である. 経口投与によってACEを特異的に阻害し, 降圧をもたらす新しいタイプの降圧剤として注目されている. すでにアメリカでは市販されているが, その適応は種々の副作用を有することと使用経験の浅いことにより治療抵抗性の高血圧症のみに制限されている1). わが国においてもカプトプリルの臨床試験は終了し, その有効性・安全性が確認された. 以下, 本薬剤の臨床薬理作用および臨床応用を中心に概説する, 「カプトプリルの臨床薬理作用」カプトプリルは図に示した構造式からなる化合物である. 1977年, Squibb研究所のOndetti, Cushmanら2)の手によって合成された薬剤である. 経口投与後, カプトプリルは急速に上部消化管より吸収され, 血中濃度のピークは30〜90分で出現する. 通常, 臨床的に用いられる用量(37.5〜75mg)では中枢神経系への移行しないと思われる. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |