Japanese | |
---|---|
Title | 3. 拍動流体外循環の臨床的評価 |
Subtitle | 誌上シンポジウム 体外循環の現況 |
Authors | 富野哲夫* |
Authors(kana) | |
Organization | *国立循環器病センター外科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 4 |
Number | 2 |
Page | 190-196 |
Year/Month | 1983/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 「1. はじめに」生体心臓は血管神経反射やホルモンによる調節等多くのfeed back機構の中で複雑なバランスを保ちながらphasic pulsatileに血液循環を行っている. このような生体の血液循環に類似した循環をうるため体外循環の血液駆動の方法も拍動流で維持しようという試みは, 体外循環の歴史と同時に始まったものである. 以来, 拍動流ポンプ装置には多種, 多様のものが考案されたが, 初期には技術的な未熟さと複雑な機構のためほとんど実用化されるに至らなかった. 一方, ローラポンプ装置ではその簡便性と確実性のために広く臨床に応用され, もっとも一般的な血液駆動装置として普及している. またその臨床実績も安定したものである. しかしローラポンプによる非拍動流灌流では生理的血液循環と異なる多くの点を有しており, これらが原因となって体外循環に起因する種々の合併症をひき起こしていることは事実である. すなわち, 体外循環の時間的限界, 適応における制限, 臓器の不可逆的変化, 等が問題となっている. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |