Japanese
Title9. 体外循環における血液学的問題点
Subtitle誌上シンポジウム 体外循環の現況
Authors野口輝彦*, 川田忠典*, 長田博昭*, 舟木茂樹*, 保尊正幸*, 稗方富蔵*
Authors(kana)
Organization*聖マリアンナ医科大学第3外科
Journal循環制御
Volume4
Number2
Page233-241
Year/Month1983/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract「はじめに」体外循環は生理的循環と異なり, 血液は体外回路を循環する時に, 血管内皮とはまったく異なった異物表面に暴露されるため, 異常な環境下におかれる. また一方, 回路には, 人工肺, 人工心, 熱交換器, 血液フィルター, 貯血槽などの複雑な構造物が存在している. 以上のような理由から, 血液そのものに与えられる損傷はきわめて高度であり, 体外循環の安全時間域制約の一大要因なっている. このような観点から, 体外循環回路ならびに人工心肺装置などの改良はもちろんのこと, さらに血液成分自体に対する保護的手段に関しても検討がなされている. また自家血液が同種免疫反応1)の点ならびに肝炎防止上の見地から何物にもかえがたいことが認識されるようになり, 自家血液の利用, ひいては, 輸血血液節減の問題も急速に関心を高めつつある. 本稿では, 人工心肺による体外循環時における血液学的諸問題について, 近年の進歩をとりあげるとともに, 教室において血小板の動態について検索を進めているので, その現況の一端を紹介する.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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