Japanese
Title体外循環の現況
Subtitle討論
Authors藤田昌雄*1, 龍田憲和*2, 今井康晴*3, 富野哲夫*4, 辻隆之*5, 川上敏晃*6, 木下修*7, 白井希明*8, 野口輝彦*9, 小柳仁*3, 森岡亨*10, 山本道雄*11
Authors(kana)
Organization*1東京女子医科大学麻酔科, *2京都大学医学部第2外科, *3東京女子医科大学心研外科, *4国立循環器病センター外科, *5東京医科歯科大学医用器材研究所, *6北海道大学医学部救急部・第2外科, *7姫路循環器病センター麻酔科, *8東京女子医科大学麻酔科, *9聖マリアンナ医科大学第3外科, *10熊本大学医学部麻酔科, *11岐阜大学医学部麻酔科
Journal循環制御
Volume4
Number2
Page259-293
Year/Month1983/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract藤田(司会):本日はお忙しいところお集まりいただきましてありがとうございました. 体外循環の現況という誌上シンポジウムの締めくくりといたしまして, これから座談会を始めさせていただきます. 初めにお断わりいたしますが, 体外循環といいましても, 血液透析や高体温療法なども含めますと, 非常に範囲が広くなりますので, 本シンポジウムでは開心術のための体外循環と呼吸不全へのECMOの応用という点にしぼらせていただきました. 榊原先生の教科書「心臓外科学」によりますと, 体外循環の歴史は, 古く1812年, フランスのLe Galloisによって始まったといわれております. その後, 血液の酸素化, 人工心の研究が進みまして, 1937年, Gibbonがネコを用いて体外循環の実験を行い, 短時間ながら肺動脈を遮断しても人工心肺によって生存させておくことができたという歴史的な報告をしております. さらにGibbonは, 1953年, 自作のスクリーン型人工肺を用いて, 初めて, ASDの手術を成功させたのは余りにも有名であります.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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