| Japanese | |
|---|---|
| Title | クロニジン(Clonidine)-α2-アゴニストとしての降圧作用- |
| Subtitle | 薬剤紹介 |
| Authors | 岡源郎 |
| Authors(kana) | |
| Organization | 徳島大学医学部薬理学教室 |
| Journal | 循環制御 |
| Volume | 4 |
| Number | 2 |
| Page | 367-368 |
| Year/Month | 1983/ |
| Article | 報告 |
| Publisher | 日本循環制御研究会 |
| Abstract | クロニジン(Clonidine)は, その化学構造(図1)からみて, 2-イミダゾリン(2-imidazoline)誘導体の1つであり, カテコールアミンのα-レセプターを刺激して末梢血管を収縮させるいわゆるα-アゴニスト(α-agonist)としての性質をもっている. ところが今, クロニジンを動物に静注すると, 一過性の血圧上昇ののち, かなり持続的な血圧下降がみられるのである. この投与初期にみられる血圧上昇は, クロニジンのα-レセプターに対する作用と考えられるが, その後の血圧下降は, クロニジンのもつ中枢作用によるものと考えられてきた. 他方, 1974年から1977年頃にかけて, フランスのLangerたち1〜2)は, 従来から知られてきた効果器細胞膜すなわちシナプス後膜のα-レセプター(post-synaptic α-receptor)以外に, 交感神経終末側すなわちシナプス前膜にもα-レセプター(pre-synaptic α-receptor)が存在し, 神経終末からのノルアドレナリンの放出に抑制的に作動していることを明らかにしたのである. |
| Practice | 基礎医学・関連科学 |
| Keywords | |