Japanese
Title4. 弁置換術の麻酔
Subtitle第4回循環制御研究会記録 シンポジウム「心血管手術の麻酔」
Authors白井希明*
Authors(kana)
Organization*東京女子医科大学麻酔科
Journal循環制御
Volume4
Number3
Page428-432
Year/Month1983/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract「1. はじめに」弁置換術が施行される患者には大きく分けて, 僧帽弁疾患と大動脈弁疾患がその代表である. これら疾患に対する弁置換の適応は, 麻酔法, 心筋保護法, 体外循環装置とその方法の進歩が重症度の高い症例, そして高年齢者へとその範囲が拡大されつつあるのが現実である. また, 新しい血管拡張薬, カテコールアミン, 抗不整脈などが, 術前, 術中, 術後の循環動態の管理を行いやすくしている. この他, 多くの因子を含めて論じなければならないが, 紙面の都合もあり, 今回は過去10年間の弁置換術の麻酔法を振り返り, 現在の麻酔法, 今後の問題点も多少含めて論じてみる. 「2. 麻酔薬の選択」現在使用されている麻酔薬にいたるまでの変遷を, 東京女子医科大学麻酔学教室における過去10年間の症例より振り返ってみる. 1973年より1982年までに施行された1,407例より選択された麻酔薬をみると次のようであった. 1973年は塩酸ケタミン(42.6%)とハローセン(57.5%)に代表されている.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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