Japanese | |
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Title | 5. 開心術における頸部硬膜外麻酔 |
Subtitle | 第4回循環制御研究会記録 シンポジウム「心血管手術の麻酔」 |
Authors | 村上雅子* |
Authors(kana) | |
Organization | *北里大学医学部麻酔科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 4 |
Number | 3 |
Page | 433-438 |
Year/Month | 1983/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 「はじめに」頸部硬膜外麻酔による呼吸, 循環, 代謝に対する影響は臨床および動物実験による研究で次第に明らかにされてきており乳房切断術1)や四肢マイクロサージェリイ2), ペーススメーカ植込み術3)などに応用されその有用性が報告されている. しかし著者らが1977年より行っている開心術における頸部硬膜外麻酔法は一般的に広く認められた麻酔法ではない. また他の麻酔法にはない特徴がある4). とくに硬膜外麻酔の結果生ずる胸部交感神経遮断が心機能の低下した開心症例においてどのような循環変化をもたらすかが注目される. そこで本稿では頸部硬膜外麻酔により術中管理を行った開心症例を提示しその循環動態に及ぼす影響について考察してみたい. 「1. 研究対象および方法」研究対象は北里大学病院中央手術部において1977年4月より1982年12月までに経験した37例のaorto-coronary bypass術(以下A-Cバイパスと略す)および弁膜疾患に対する開心術である. 麻酔は手術室入室後第7頸椎第1胸椎間より正中到達法により硬膜外腔を確認した後, 持続硬膜外麻酔用カテーテルを留置した. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |