Japanese
Title開心術後の低心拍出量症候群(LOS)における栄養管理
Subtitle総説
Authors公文啓二*, 田中一彦*, 内藤泰顕**, 藤田毅**
Authors(kana)
Organization*国立循環器病センターICU, **国立循環器病センター心臓外科
Journal循環制御
Volume4
Number3
Page458-466
Year/Month1983/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract「はじめに」心臓疾患症例では栄養摂取障害や代謝亢進のため著しい低栄養状態(いわゆるcardiac cachexia)を呈する場合が多い1〜4). さらに開心術施行症例では, 手術侵襲, 人工心肺体外循環, 術後低心拍出量症候群(LOS)による過度のstressのためcatabolismが亢進し低栄養状態に拍車が加わる5). 高度の低栄養状態の存続は心機能の低下や不整脈の誘発1, 5, 6), 呼吸予備力の低下や肺合併症の原因ともなり5), さらに感染防禦能低下ももたらし易感染性となる7〜10). そのため, 術後LOSからの脱却や人工呼吸管理の離脱が困難となり敗血症を併発し多臓器不全に陥る場合もある5, 11, 12). かかる悪循環を断ち, 心機能, 呼吸予備力や全身状態の改善を得て予後を向上するためには, 適切な栄養管理が必要不可欠である3〜6, 13). しかし開心術後急性期には体内に水分貯留傾向であるため14, 15)高度の水分制限を要し栄養補給を十分に行うことは困難である5). とくに術後LOSを呈する症例は, 長期間人工呼吸管理を要する場合が多く早期の経口栄養摂取は困難で, これらの栄養管理上の問題はより深刻となる.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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