Japanese | |
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Title | 急性心不全に対する薬物療法-ジギタリス, カテコールアミン, 血管拡張薬の使い方- |
Subtitle | 講座 |
Authors | 重広世紀子*, 劒物修* |
Authors(kana) | |
Organization | *北里大学病院ICU・CCU |
Journal | 循環制御 |
Volume | 4 |
Number | 3 |
Page | 509-518 |
Year/Month | 1983/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 「はじめに」急性心不全に対する治療薬として, 昔からのジギタリス, 最近の新しいカテコールアミン, 血管拡張薬の導入があり, その使用法について, 是非理解し, 整理しておく必要があると思われる. それで, 一般的によく使用されている治療薬の使用法と作用機序についてまとめてみた. 「I. 心不全の病態生理と薬物の作用機序」心疾患における心機能は, おもに4つの因子, つまり, (1)前負荷, (2)心収縮性, (3)後負荷, (4)心拍数によって決定される. 前負荷とは, 血管内容量, 心筋の収縮性, 心室の拡張期コンプライアンスなどの変化によって生じる拡張末期容量を反映するもので, 利尿, 静脈血管の拡張, 駆出率, 心室の堅さなどによって影響をうける. 後負荷とは, 心室が収縮することに発生する心内圧とか張力をいう. 心筋内に発生する張力は, 収縮期圧と心室半径に関係(Laplaceの法則)し, 心内圧は大動脈中の血流に対するインピーダンスと, 左室容量に対する心室の半径に関係している. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |