| Japanese | |
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| Title | シメチジン |
| Subtitle | 薬剤紹介 |
| Authors | 斎藤隆雄, 神山有史 |
| Authors(kana) | |
| Organization | 徳島大学医学部麻酔学教室 |
| Journal | 循環制御 |
| Volume | 4 |
| Number | 3 |
| Page | 531-532 |
| Year/Month | 1983/ |
| Article | 報告 |
| Publisher | 日本循環制御研究会 |
| Abstract | ヒスタミンのH2受容体拮抗薬であるシメチジン(cimetidine)はとくに新しく登場した薬剤でないし, 詳細な紹介1)がすでに他誌に掲載されていることでもあり, 編集者の意図に疑問を感ずる向きもあろう. ここであえてシメチジンをとり上げたのは, 少し別の角度からこの薬を見直してみたいと思ったからである. シメチジンは, 周知のごとく, 十二指腸潰瘍に対して胃酸分泌(基礎分泌, 夜間の分泌および食事等の刺激による分泌のいずれも)を抑制, 疼痛を軽快し, 制酸剤の必要を軽減して著しい治療効果を挙げ, 治癒までの期間を短縮するとされている1, 2). また, 維持量を投与し続けることで再発を防ぐ効果も認められている. 胃潰瘍にも有効である. 急性ストレス潰瘍や出血性胃潰瘍の増悪を抑制する効果もある. ガストリン産生潰瘍(Zollinger-Ellison症候群)では胃液分泌過剰が問題であり患者の苦痛でもあるが, 手術までのあいだの胃液分泌抑制や手術適応がない場合の対症療法に用いられている1, 2). |
| Practice | 基礎医学・関連科学 |
| Keywords | |